大聖護国寺は創建800年を迎えた高崎の古刹です。 徳川五代将軍綱吉の母 桂昌院様とゆかりがあり、寄進された五大明王像・三十六童子(修復中)が本堂に安置されております。
大聖護国寺は、その名の通り、東京の護国寺と深い関係があります。 江戸時代、大聖護国寺の二十四代住職良賢僧正が、桂昌院様に招かれて開かれたお寺が、現在の音羽の護国寺です。
広く知られているように、音羽の護国寺では茶道の大きなお茶会がこれまで何度も開催されてきました。 流派の宗匠による献茶式もあれば、1日に数百人が訪れる大寄せの茶会など、茶道を習ったことがある方にとっては、大変馴染みのあるお寺だと思います。 多くの茶室もあり、東で最も華やいだ茶会の会場として全国に知られています。
音羽の護国寺とご縁のある、こちらの大聖護国寺もそのきっかけになったことも因み、『桂昌庭』と名付けた枯山水のお庭と、茶室を設けました。
拝観に訪れた方々に、茶を喫して頂き、その風情を楽しみながら、高崎の文化や歴史に触れてほしい、という御住職の思いから 築かれました。
今後、コロナが落ち着いた際には、東京の護国寺のように、様々な茶会が開かれ、新たな文化の発信拠点となることを目指しています。 ぜひお気軽にお越し下さい。
●仏像41体・令和の大修復プロジェクト〜200年の時を経て〜 桂昌院様寄進の五大明王、不動三十六童子修復が現在進行中であります。 皆様のご寄付、お待ちしております。